職務経歴書の基本的な書き方

転職活動をする際、履歴書とは別に職務経歴書を作成し、提出することがある。職務経歴書とは、自分がこれまで行ってきた業務と身につけたスキルを記載したものだ。これで実務能力のアピールができるので、ぜひとも作成しておきたい。職務経歴書の書き方の基本を知っておこう。

職務経歴書に使用する用紙はA4縦の白無地、そして横書きが基本である。枚数は1〜2枚、多くても3枚までにした方が良い。パソコンか手書きか迷うかもしれないが、基本的にはパソコンの方が良いとされている。手書きの場合、市販されている職務経歴書を使うと良いだろう。書式は自由なのだが、パソコンで作成する場合はレイアウトもアピールポイントになる。本文の文字は10.5ポイントから12ポイント、フォントサイズは全て統一することが大切である。また、行間も十分に取れば読みやすくなる。表題や見出しは太字などで強調した方が良いだろう。

文章はダラダラ書かず、体言止めにするのが普通である。「○○に従事」とか「□□課所属」という書き方で良い。ただし、志望動機や自己PRは「ですます調」が基本である。そして年号は和暦か西暦で揃えること、会社名や取得した資格名は正式名称で記載することが重要だ。また、専門用語など、内容が少しわかりにくいものは説明をつけておくと良い。そして守秘義務のあるものは職務経歴書で使ってはいけないので注意しなければならない。取引企業名や商品名を伏せるのであれば、「大手部品メーカー」などというような記載をしておくと良い。職務経歴書を作成する前には自分の今までのキャリアを書き出し、時期ごとにまとめておくと作りやすくなる。